2019年5月6日(月)、ゴールデンウィーク最終日に「ウォーキングサッカー」と「ファミリーサッカー」のイベントを開催した。子どもから大人まで90人が参加した。
ウォーキングサッカーとは、イングランド発祥の「走らないサッカー」のことで、アマチュアからプロまで幅広く楽しまれているスポーツだ。
走らないだけなら簡単じゃないかと思うが、実際にやってみると、普段運動している人ほど、ついつい走りたくなってしまう。
持っている力を使えないと、もどかしいのだということを実感した。というのも、こぼれ球がゴールに向かっていってしまうのにもかかわらず、走って追いかけることができない。結局、止められないままゴールしてしまったのだ。さすがにその瞬間は笑いが起こった。
少しずつ慣れてくると、「体が早く動かないなら、考えを早く動かすことが大事だ」と気付くようになった。
そこでその場で生まれたのが、「Thinking Walking King!(考えて、歩いて、個性の英雄キングになろう)という掛け声だ。このユニークな掛け声の発案者は、普段はお笑いが好きで運動は久しぶりという社会人男性。こんなところでも個性の英雄は輝きを放った。
普段からサッカーをやっている参加者も、「サッカーだと余裕がないけどウォーキングサッカーだと歩くから、いい位置を前もって取ろうとかもっと考えて動くことができた」と、新たな発見があったようだ。
また、「普段から運動をしていなくてとても不安だ」と最初に話していた社会人女性も、見事にゴールを決め、味方も相手チームもみんなが喜びを分かち合った。男性も女性も、運動が得意な人も苦手な人も、一緒に楽しめるウォーキングサッカーの魅力を感じた機会となった。
同日に開催したファミリーサッカーも、コーチたちのクリニックにより子どもたちが親と一緒にさまざまなプログラムを楽しんだ。
この日はとても涼しくちょうどよい天候で、10連休という長いゴールデンウィークの最終日は笑顔があふれる時間となった。